【実話】~17歳~浮気男を愛してる。


あの時、何を考えながら聡くんの迎えを待っていたのか、あたしは全然、覚えていない。



あたしが住んでいる場所が田舎なのもあって、足元が見えない位、辺りは真っ暗。



車が来たら気付いて貰えるように、少しだけ明るい自動販売機の前に、うずくまって聡くんを待っていた。





「クミちゃん。乗って!」

聡くんの隣には、聡くんのお兄さんの海くんも乗っていた



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