【実話】~17歳~浮気男を愛してる。
なんて思ったけど…
やっぱり、誘いを断らなかったのはあたしが、どこかで真実を知りたがっていたからだろうね。
どこかで…まだ期待しているあたしがいたからだろうね。
兎に角、震えが止まらなかった。
寒くなんかないのに
歯と歯が噛み合わなく、ガタガタいってた。
アキヒロの家までの、約10分は、長いようで短くって…あっという間だった。
「行くか…!」
行くしかないよね。
『行きますか!(笑)』
車を降りると、ぎゅっと胸が痛くなった…
聡くんの、"行くか!"の声がなんだか切なく胸に刺さったんだ。