【実話】~17歳~浮気男を愛してる。


「先生来たよ。」


看護婦さんが言ってすぐに、あたしの頭元の扉が開く。


「麻酔打つよ。一緒に数を数えようねー。」


看護婦さんが、点滴の管から麻酔を流す。



『「1、2、3、4、5…6………7」』




眠るハズじゃなかった。

こんな一瞬で、眠れるはずなかったのに…









あたしの記憶は、"7"を数えた所で止まってる。


夢すら見る事もなく、あたしは眠った。




全く何も覚えていない。


人は死んだらこんな感じなのかな?

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