【実話】~17歳~浮気男を愛してる。
意識が戻ると、隣には看護婦さんとお母さん。
何か話していた2人は、あたしが動いたのを感じたのか話を止めた。
「もう、終わったよ。」
目を覚まして、一番最初に聞いたのがお母さんの声だった。
『気持ち悪い。クラクラするー…』
「まだ、麻酔抜けてないんだから仕方ないよ。我慢しなさい。」
クラクラの中…あたしは、手を伸ばして携帯電話を鞄から引きずり出す。
目が覚めて一番に聞いたのはお母さんの声だけど…
一番に声を聞きたかったのはアキヒロの声。