だいすき‥。
後ろから
声が聞こえ
びっくりして振り向いた。
「朔‥」
「電話なんで
でないわけ?」
「忙しかった!」
「さっきいたべ?」
私はまた胸が痛む。
「あ~ちょうど
通りかかってさ♪
取り込み中だったから
寄らずに帰っただけ」
私は強がった
すると朔は悲しそうに
私を見てきた。
「何で泣いてたんだよ‥」
返す言葉がなかった。
「‥もう連絡も
家に来たりも
しないで」
「は?なんだよそれ」
「彼女いるのに
私と会ってたら
可哀想!
とにかく帰って」
「鈴!」
「帰れっ!」
私は朔の背中を押し
部屋から追い出した。
そしてベットに
横たわり
朔の連絡先を消した。