だいすき‥。


「なあ鈴‥覚えてる?」


「なにを♪」


朔は少し黙り込んで
またしゃべり始めた。


「俺が鈴に告白したの‥」


朔は中学02年の頃
私に告白をしてきた。
だが私は好きな人が
いたため、
断ってしまった。


「あ~うん‥」


沈黙が続いた。


「俺今でも好きだから‥」

「え‥?」


「‥嘘!ばあか★」


「びっくりした★
ばかは朔でしょ!」


でもこの時の朔は
悲しそうな目をしてた。

気のせいな気がして
私は何も触れなかった。

ねえ朔‥
もしこの時
再会しなかったら
今でも
笑っていられたかな?


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