だいすき‥。


何やら
朔が気持ちを
伝えてるらしい。

でもダメだったのか
朔は目に涙を
浮かべていた。
私は戸惑いながらも
朔の成功を祈っていた。



「ダメだったわ‥」


朔はそう言うと
下を向いて
泣いていた‥。


私はどうしたらいいか
わからなくて
見ているしか
できなかった。


「鈴‥」


「なに?どうした?」



「‥一度でいい抱きしめて」



< 8 / 20 >

この作品をシェア

pagetop