粉雪2-sleeping beauty-
夕方だった。
叩き起こされたんだよ、警察のヤツラに。
『―――松本!
いるのはわかってんだ!!』
ドアが壊れるんじゃねぇかと思うほど、ドンドン叩きやがって…。
仕方なく開けたら、耳にした台詞に言葉を失ったよ。
『今朝、小林隼人が死んだ。』
“嘘だろ?!”っつって、飛び掛ったよ。
「…てめぇ、ポリの分際で笑えること言ってんじゃねぇよ!
そんな嘘までついて、今度は何を聞き出してぇんだ?!」
だけど、真実だった。
瞬間、お前のことが浮かんだんだ。
「一緒に女が居ただろ?!
アイツはどーなったんだ?!
生きてるのか?!」
『…小林の亡骸に付き添ってるよ…。』
気付いたら、飛び出そうとしてたところを取り押さえられた。
引きづられるようにして警察署に連行されたんだ。
「…殴れよ、俺のこと…!
そしたら病院で診断書貰って、てめぇらなんか一発で終わらせる!」
何でも良かった。
お前のことだけが心配だった。
隼人さんが死んだなんて、信じられなかったんだ。
あの人が死んだ姿を、この目で確かめたかった。
叩き起こされたんだよ、警察のヤツラに。
『―――松本!
いるのはわかってんだ!!』
ドアが壊れるんじゃねぇかと思うほど、ドンドン叩きやがって…。
仕方なく開けたら、耳にした台詞に言葉を失ったよ。
『今朝、小林隼人が死んだ。』
“嘘だろ?!”っつって、飛び掛ったよ。
「…てめぇ、ポリの分際で笑えること言ってんじゃねぇよ!
そんな嘘までついて、今度は何を聞き出してぇんだ?!」
だけど、真実だった。
瞬間、お前のことが浮かんだんだ。
「一緒に女が居ただろ?!
アイツはどーなったんだ?!
生きてるのか?!」
『…小林の亡骸に付き添ってるよ…。』
気付いたら、飛び出そうとしてたところを取り押さえられた。
引きづられるようにして警察署に連行されたんだ。
「…殴れよ、俺のこと…!
そしたら病院で診断書貰って、てめぇらなんか一発で終わらせる!」
何でも良かった。
お前のことだけが心配だった。
隼人さんが死んだなんて、信じられなかったんだ。
あの人が死んだ姿を、この目で確かめたかった。