粉雪2-sleeping beauty-
「…千里…?」
ゆっくりと力を抜き、声を掛ける。
「…ホントに、死んだのか…?」
綺麗すぎて、まるで眠っているようだ。
手が震えて、涙が溢れてくる。
愛しくて、愛しくて、愛しくて…
こんな方法しか思いつかなくて、本当にごめん。
だけど、これが俺の愛し方なんだ。
零れ落ちる涙は、千里の頬に伝う。
まだ温かい唇にキスを落とし、声を上げた。
悔しくて、悲しくて…
これから、お前の居ない世界で生きていかなきゃいけないんだな…。
お前のことだけ考えて…。
嬉しいはずなのに。
自分から望んだことなのに…。
蘇ってくる思い出は鮮明で、そのどれもがただ輝いていた。
「…愛してたんだよ、ずっと前から…。」
初めて会った時、“綺麗だ”と思った。
今もずっと、変わらない。
多分俺は、あの頃からお前を愛してたんだ。
愛しすぎて、苦しかった。
だからお前のこと、たくさん傷つけた。
なのに最期に、“ありがとう”と言ってくれた。
お礼を言うのは、俺の方だよ。
俺を独りにしないでくれて、ありがとう…。
でも、もぉ十分だよ…。
もぉ十分、俺は幸せだと感じることが出来たから。
ゆっくりと力を抜き、声を掛ける。
「…ホントに、死んだのか…?」
綺麗すぎて、まるで眠っているようだ。
手が震えて、涙が溢れてくる。
愛しくて、愛しくて、愛しくて…
こんな方法しか思いつかなくて、本当にごめん。
だけど、これが俺の愛し方なんだ。
零れ落ちる涙は、千里の頬に伝う。
まだ温かい唇にキスを落とし、声を上げた。
悔しくて、悲しくて…
これから、お前の居ない世界で生きていかなきゃいけないんだな…。
お前のことだけ考えて…。
嬉しいはずなのに。
自分から望んだことなのに…。
蘇ってくる思い出は鮮明で、そのどれもがただ輝いていた。
「…愛してたんだよ、ずっと前から…。」
初めて会った時、“綺麗だ”と思った。
今もずっと、変わらない。
多分俺は、あの頃からお前を愛してたんだ。
愛しすぎて、苦しかった。
だからお前のこと、たくさん傷つけた。
なのに最期に、“ありがとう”と言ってくれた。
お礼を言うのは、俺の方だよ。
俺を独りにしないでくれて、ありがとう…。
でも、もぉ十分だよ…。
もぉ十分、俺は幸せだと感じることが出来たから。