粉雪2-sleeping beauty-
―――結局俺の家で、晩飯を食べた。
千里が鳥の足なんか買ってきて、何故かシチューなんかも作っちゃって。
お笑いなんか観て二人で笑いあって。
千里なんか、泣きそうなほど大爆笑だった。
そんな千里を指差して、また笑って。
お前の心が今、ココにあるなら、それだけで良かった。
俺の隣で笑っててくれるなら、何でも良かったんだ。
やっぱりお前は、隼人さんが言うように“あったかい女”だと思う。
お前と居るだけで、すっげぇ満たされてたんだよ。
結露した窓ガラスにツリーの絵なんか書いて。
外のイルミネーションを電飾代わりにして。
それ見てお前が“綺麗だね”とか言って。
あの時はどーでも良い様な素振りしたけどさぁ、ぶっちゃけすげぇ抱き締めたくて。
愛してたんだよ、お前のこと。
ずっと前からさぁ。
でも、“今は我慢だ”って自分に言い聞かせ続けてた。
壊したくなかったんだよ。
お前のことも、今の関係も。
笑うだろ?
すっげぇヘタレだもんな。
自分でもダサいのわかってるけど、それでもお前が大切だったんだ。
…隼人さんはお前を手に入れたから、お前が壊れちゃったんだよ…。
だから俺、お前のこと壊したくないから手に入れないんだ。
千里が鳥の足なんか買ってきて、何故かシチューなんかも作っちゃって。
お笑いなんか観て二人で笑いあって。
千里なんか、泣きそうなほど大爆笑だった。
そんな千里を指差して、また笑って。
お前の心が今、ココにあるなら、それだけで良かった。
俺の隣で笑っててくれるなら、何でも良かったんだ。
やっぱりお前は、隼人さんが言うように“あったかい女”だと思う。
お前と居るだけで、すっげぇ満たされてたんだよ。
結露した窓ガラスにツリーの絵なんか書いて。
外のイルミネーションを電飾代わりにして。
それ見てお前が“綺麗だね”とか言って。
あの時はどーでも良い様な素振りしたけどさぁ、ぶっちゃけすげぇ抱き締めたくて。
愛してたんだよ、お前のこと。
ずっと前からさぁ。
でも、“今は我慢だ”って自分に言い聞かせ続けてた。
壊したくなかったんだよ。
お前のことも、今の関係も。
笑うだろ?
すっげぇヘタレだもんな。
自分でもダサいのわかってるけど、それでもお前が大切だったんだ。
…隼人さんはお前を手に入れたから、お前が壊れちゃったんだよ…。
だから俺、お前のこと壊したくないから手に入れないんだ。