粉雪2-sleeping beauty-
まぁ、それからはまた新年会に忙しくて。
相変わらず色んなトコで飲んで、やっぱりたまに、お前の店に顔出したりなんかもして。
そんな最中だったよなぁ?
その日は珍しく何も予定が入ってなくて、真鍋と二人で飲みに行ったんだ。
―カランッ…
「…何だよ、コレ…?!」
ドアを開けた瞬間、その光景に目を疑った。
『あっ!マツだぁ~!
いらっしゃい♪』
いつもに増して爆発しちゃってる頭と、
いつもに増して背中が開いちゃってる服で、千里はいつも通りに笑っていた。
店を埋め尽くしているのは、たくさんの花々。
“千里ママ、お誕生日おめでとう”
そんな風に書かれていた。
スナックでこの光景は、ちょっと異常だ。
キャバクラのバースデーかと思うほど、オッサン達が集まっている。
「…お前今日、誕生日…?」
恐る恐る聞いた。
『そーだよ?』
当たり前の様に返された。
その言葉に、肩を落とす俺。
「…何で言わねぇんだよ?」
『聞かれなかったから。』
やっぱりまた、ため息をついた。
もぉ、怒る気にもなれない。
相変わらず色んなトコで飲んで、やっぱりたまに、お前の店に顔出したりなんかもして。
そんな最中だったよなぁ?
その日は珍しく何も予定が入ってなくて、真鍋と二人で飲みに行ったんだ。
―カランッ…
「…何だよ、コレ…?!」
ドアを開けた瞬間、その光景に目を疑った。
『あっ!マツだぁ~!
いらっしゃい♪』
いつもに増して爆発しちゃってる頭と、
いつもに増して背中が開いちゃってる服で、千里はいつも通りに笑っていた。
店を埋め尽くしているのは、たくさんの花々。
“千里ママ、お誕生日おめでとう”
そんな風に書かれていた。
スナックでこの光景は、ちょっと異常だ。
キャバクラのバースデーかと思うほど、オッサン達が集まっている。
「…お前今日、誕生日…?」
恐る恐る聞いた。
『そーだよ?』
当たり前の様に返された。
その言葉に、肩を落とす俺。
「…何で言わねぇんだよ?」
『聞かれなかったから。』
やっぱりまた、ため息をついた。
もぉ、怒る気にもなれない。