粉雪2-sleeping beauty-
『俺からも、おめでとうございます!』
真鍋が千里に笑顔を向けた。
『ナベくん、ありがと♪』
そんな光景に一人で不貞腐れ、いつもの席に足を進めた。
『…てゆーかママ、いくつになったんすか?』
『22だよ?』
『えー?!』
アゴが外れそうなほど驚く真鍋と、その顔にキョトンとする千里。
『…若いとは思ってたけど、まさかそんな歳だったとは…。』
真鍋は“ありえない”とでも言った顔で、俺の隣に腰掛けた。
『女の子の歳聞いて驚くなんて、ナベくん失礼だよね!』
口を尖らせた千里が、俺達に酒を注いだ。
『…そんな若くて店持つなんて、パトロンでも居るんすか?(笑)』
「―――ッ!」
半分冗談の様に言う真鍋に、目を見開いた。
「オイ、真鍋!―――」
『そんなの居ないよ~!
あたしこれでも、資産家の令嬢なの♪』
俺の言葉を遮り、千里は真鍋に笑顔を向けた。
『あははっ!またまた~!』
そして、笑いあっている始末だ。
何かもぉ、一人で心配している俺は、馬鹿みたいで。
ただ何も言わず、酒を飲み続けた。
真鍋が千里に笑顔を向けた。
『ナベくん、ありがと♪』
そんな光景に一人で不貞腐れ、いつもの席に足を進めた。
『…てゆーかママ、いくつになったんすか?』
『22だよ?』
『えー?!』
アゴが外れそうなほど驚く真鍋と、その顔にキョトンとする千里。
『…若いとは思ってたけど、まさかそんな歳だったとは…。』
真鍋は“ありえない”とでも言った顔で、俺の隣に腰掛けた。
『女の子の歳聞いて驚くなんて、ナベくん失礼だよね!』
口を尖らせた千里が、俺達に酒を注いだ。
『…そんな若くて店持つなんて、パトロンでも居るんすか?(笑)』
「―――ッ!」
半分冗談の様に言う真鍋に、目を見開いた。
「オイ、真鍋!―――」
『そんなの居ないよ~!
あたしこれでも、資産家の令嬢なの♪』
俺の言葉を遮り、千里は真鍋に笑顔を向けた。
『あははっ!またまた~!』
そして、笑いあっている始末だ。
何かもぉ、一人で心配している俺は、馬鹿みたいで。
ただ何も言わず、酒を飲み続けた。