お星様に助けを求めて
「下手か…
なんでもこなしている光聖が言うセリフがね~(笑)
ファンにもその秘密教えてあげたいな~」
「それ、悪影響になると思いますけど…」
と言うと、冗談だと言って笑われた。
別に、音痴なわけじゃないけど…
人に聞かせるほどのレベルじゃないからな。
「まぁ、光聖の気持ちはわかったから。
翼に負けない様に頑張ってくれれば、歌わなくていいんだからな。
期待してるよ。」
さり気なく、脅しだと思う。
俺が憧れるような、凄い人だけど…
やっぱり社長は恐ろしいと思いながら、社長室を後にした。
それからというものの…
俺は受験生なことを忘れているのか、仕事が増えた。
まぁ、勉強は時間があったらやってるし…
こう言っちゃなんだけど、俳優だってこともあって芸能科科のある学校に行こうと思ってる。
だから、意外と俳優のレベルで受かったりするらしい。
となると、やっぱり…仕事も頑張らないと!