お星様に助けを求めて
「…和歌は、彼氏いるし。
しかも、あの光聖先輩にすっごく!似てる、カッコいい彼氏が。」
「そうなの!?」
「え…まぁ。」
ちょっと、菜穂!
似てるんじゃなくて、本人なんだけど…
絶対、心で笑ってるなぁ!
腹黒いよ、菜穂…
「ん?あれ…
和歌ちゃんさ、輝彦くんと付き合ってなかった?」
「前は、だけど…」
「でも、和歌の彼氏はイケメンだってこと!?
いいな~彼氏。
私、年下でもいいから欲しい…
ねえ?
一緒に1年、見に行こ!?」
「え、えぇ!?」
私には、断るという選択肢は無いらしく、行くことに。