お星様に助けを求めて

電話はホントに掛けてくるのかな?と思った。
でもちゃんと、掛かってきた。


「もしもし…
光聖、大丈夫?」


「そりゃあね、和歌の声が聞けてるから。」


「…////」



こっちがその言葉で照れてるなんて、知らないよね。

電話だもん。
でも、照れてるのばれたら、いじられそう。




「お~い。
和歌…寝ちゃった?」


「寝てないよ~
…どうかしたの?」


「うん…ちょっとさ、見て欲しくて。
…和歌、窓開けて空見て?」


「いいけど…?」



何で、空?
もう夜だから、綺麗な青空は見えないのに…
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