お星様に助けを求めて
菜穂は、真剣な話になったので、聖を抱っこするのを止めて、椅子に座った。
「そっか…
もう和歌はお母さんだしね。
…あの頃よりも、凄く大人になってるじゃん。」
「当たり前だよ~!
聖がいるし。
どっちにしろ、高校の勉強がしたいんだ。
…やりたいこともあるし。」
きっと、何をやりたいかを聞きたかったんだろうけど…
私は言う気が無いのに気づいたみたいで、問いかけてはこなかった。
「これからも、友達だから。
…何かあったら、頼って?」
「ありがと。
じゃあ早速だけど、学校に行きたいの。」
「学校?
…いいけど、何で?」
「まぁ…」
いろいろとあるのっと笑いながら言い、先生に許可を得て、病院を出る。