お星様に助けを求めて

「学校に何の用?」


「…校長先生との約束で。」



聖の顔を見て、2人で笑う。

こんなに小さな聖だけど…
聖のお陰で、聖が生まれる前よりもいっぱい笑っている気がする。


菜穂なんて、いっつも笑顔。
その顔が、可愛いんだ~

勿論、聖の方が可愛いって思う私は…(笑)



と思っていると、目の前には学校。




「久しぶりだな~」


「辞めちゃった、じゃん。」


「私は、聖を生むって決めたから。」



一緒に学校を通えなくなって、寂しいって思ってるのかなって思うけど…
そんなことは菜穂が言う筈ない。

でも、そうだったら嬉しい。
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