お星様に助けを求めて

そしてあの日――――――――――...


5月6日…。

光聖の命日。




お墓参りには私一人で行った。

あそこに行くと、涙が出てきてしまうから。
そんな姿を子供たちに見せられない…。




「光聖。
私達をちゃんと見守っててね。」



そして、もうあの時間に近付いている。
今日の中で一番辛い時。

けど、2人が待ってるし。
家に帰らないと…



「また来るよ。
…いつかは3人で来れたらいいな。」



溢れだす涙を堪え、保育園に向かう。
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