お星様に助けを求めて
「ねぇお母さん?」
「なに?」
「お母さんは…寂しいの?」
こんな私を間近で見ている聖には、なんでも気付かれちゃう。
観察力があって、今私がどう思ってるのか直ぐにわかっちゃう。
ホント聖って鋭いよ…
ってやっぱりすごい心配かけてるよ。
「そんなことないよ。聖と光がいるから!」
そして、光聖もいる。
「寂しかったら、僕に言ってね。
僕、よしよしってするから!」
「ありがと…
ありがとね、聖…」
「…ぁ~ ママ~」
寝ていた筈の光が大きな雫をポタポタ落としながら、大きな声をあげていた。