さくら日和
人ごみを掻き分けて校舎のわきを抜けると
目の前に8号館を示す矢印。どうやら当たった!
右手の狭い道に折れるとメインストリートの比ではない混みように一瞬たじろぐも、突入開始。
何の列に並んでいるのか分からないくらいの行列をじりじりと進みながら時計を見る。
早めに出て良かった…。
8号館の看板を見つけてどうにか列を抜け、開け放しの扉の前で小休止。
ヘッドフォンを外してプレーヤーの電源を切る。途中から音楽なんて耳に入ってなかった。
髪型と化粧が気になって校舎のトイレに入ると、個室2つの古びたトイレは女子用にもかかわらず何だか男性的な武骨さがあった。
石壁にとりつけられたくすんだ鏡で髪型とアイメイクをチェック。
何も変わってなんかいない。
トイレを出て、会場を確認する。
106教室はトイレの向かいの小さな教室だった。
入り口のドアを押す時に受付の女の子にビラとドリンクチケットを渡される。
「MUSIC TRAP」今回のサークルライブのタイトルらしい。
どうしよう、ドキドキしてる。
目の前に8号館を示す矢印。どうやら当たった!
右手の狭い道に折れるとメインストリートの比ではない混みように一瞬たじろぐも、突入開始。
何の列に並んでいるのか分からないくらいの行列をじりじりと進みながら時計を見る。
早めに出て良かった…。
8号館の看板を見つけてどうにか列を抜け、開け放しの扉の前で小休止。
ヘッドフォンを外してプレーヤーの電源を切る。途中から音楽なんて耳に入ってなかった。
髪型と化粧が気になって校舎のトイレに入ると、個室2つの古びたトイレは女子用にもかかわらず何だか男性的な武骨さがあった。
石壁にとりつけられたくすんだ鏡で髪型とアイメイクをチェック。
何も変わってなんかいない。
トイレを出て、会場を確認する。
106教室はトイレの向かいの小さな教室だった。
入り口のドアを押す時に受付の女の子にビラとドリンクチケットを渡される。
「MUSIC TRAP」今回のサークルライブのタイトルらしい。
どうしよう、ドキドキしてる。