乱樹(らんじゅ)の香り
麗は驚いて、瞬を見た。

けどウインクして行ってしまう。

うそ~

いきなり、どうしたらいいのよ。

混乱して、憎らしい思いで瞬の歩き去る姿を見つめてしまう。

「あのさ、一つ言っていいかな」

兵庫が言ったので振り返る。

目の前に、兵庫がいる。

やっぱり好みで、麗しい。

慧に、その目はおかしいって言われそうだけど。

「オレで、遊ばないでくれる?」

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