乱樹(らんじゅ)の香り
そばで話せて幸せモードだった麗に、がんっと頭を殴られたような衝撃を兵庫はくれた。

「オレのこと好きだとか言ってるらしいじゃん。

やめてくれよ。

友達だと思ってたのに、からかわないでほしい」

「からかう?」


これは、予想外の展開だ。

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