乱樹(らんじゅ)の香り
『兵庫の彼女風で、彼女のように肌の露出はなし。
でも、麗のほうが数段綺麗だから、それでも充分兵庫の目は引ける』
「あたしセンスないから、慧ちゃんがスタイリストになってくれたの」
「そう、なんだ。
何か、慧の好みって、いいかも」
やった。
「じゃ、ずっと慧ちゃんにお願いしよう」
「・・・って、じゃ、毎日そういう格好で来るってこと?」
「うん」
「それは、困ったな」
「どうしてよ」
「目のやり場に困る」
「・・・そんな過激な格好してませんむしろ慧のほうがどこ見てていいのかわからない格好してるけど」
「慧はいいんだ。
慧は。麗は・・・
気になるじゃん。
景色の中にあんたがいるだけで、目で追っちゃいそうだ」
苦く笑って、麗を見る。
ああ、この表情。
なんか、たまらない。
でも、麗のほうが数段綺麗だから、それでも充分兵庫の目は引ける』
「あたしセンスないから、慧ちゃんがスタイリストになってくれたの」
「そう、なんだ。
何か、慧の好みって、いいかも」
やった。
「じゃ、ずっと慧ちゃんにお願いしよう」
「・・・って、じゃ、毎日そういう格好で来るってこと?」
「うん」
「それは、困ったな」
「どうしてよ」
「目のやり場に困る」
「・・・そんな過激な格好してませんむしろ慧のほうがどこ見てていいのかわからない格好してるけど」
「慧はいいんだ。
慧は。麗は・・・
気になるじゃん。
景色の中にあんたがいるだけで、目で追っちゃいそうだ」
苦く笑って、麗を見る。
ああ、この表情。
なんか、たまらない。