乱樹(らんじゅ)の香り
麗は苦笑した。

「お友達だけど、あたしは一方的に凄く好きだから、邪魔しないでください」

快羅はニッコリ笑う。

「よく見て?オレすごくタカトシと似てると思わない?」

「似てるね」

「似ている上に、オレはフリーだよ?

オレにしとかない?」

ああ、やっぱり瞬だ。

面白そうだけど、こういうとこ面倒だな。


< 61 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop