恋しぶきプラス〜先生が描いた夢〜




「先生…、私が生徒だから、ですか?バレたら大変だからですか?」




だが、しつこく食い下がってくる彼女。




「それもあるけど…」




『あるけど…』、、、何だ?



言ってみたものの、続きが思い浮かばない。





じっと俺の答えを待つ彼女。




そのうるんだ瞳がなぜか、莉央の表情と重なって見える。





その時、俺の答えが見えた。







「他に、大切にしたいやつがいる。」





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