恋しぶきプラス〜先生が描いた夢〜




「…はい。調子いいです。」




瀬戸と同じスポーツドリンクを一口飲んで、山田はボソッと言った。




「そうか。自由に泳ぐと楽しいだろ?」




山田はコクリと首だけ動かした。




…が、この俺の言葉に反応したのは、瀬戸の方だった。






「山田、完全に気持ち入っとるなあ。…でも、先生はどうなんです?」



「…どう、…って?」



「渡先生もかつては県で有名なスイマーやったやないですか?プール戻りたいとか…ないんですか?」



「…え?」





< 238 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop