恋しぶきプラス〜先生が描いた夢〜




俺は中庭のベンチに腰かけた。




「え?ええ。中学までですけど、スイミングスクールに通っていました。」




俺の様子を見て、後から合わせるように斉藤も俺の隣に座った。







冬休みの中庭は生徒がいないせいでひっそりしていて、不気味なくらい静かだった。












「お前…、水泳部、持ってみないか?」



「……えっ!?」






俺のいきなりの申し出に、斉藤はかなり驚いたようだった。





< 263 / 334 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop