恋しぶきプラス〜先生が描いた夢〜









「うわー、泥だらけですね、渡先生。」




2年男子との白熱したサッカーの試合を終えて、俺は職員室に帰ってきた。




俺のTシャツの汚れ具合を見ながら、同じ数学担当の遠藤先生が声をかけてきた。





遠藤先生は3年の理系クラスを担任している男の先生。



黒縁の眼鏡がトレードマークの、明らかにインドア派、頭脳明晰の真面目な先生。



確か、俺と同い年ぐらいだったかな…?






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