運命の黒い糸
明日はミリの初めての就職活動。
初めてのコトだから不安が一杯。
“面接何聞かれるかな…”
そんな不安でモヤモヤしてる時、一樹からのメール。

ミリ>今家の外に来てる。ちょっとドライブしない?


一樹>分かったぁ。今から行く♪


一樹はミリの不安が分かっていたよぅだった。ミリは、一樹に迷惑をかけるのがイヤだったからぁえて何も言ってないのに…。
向かう先は、いつもの“夜の海”

静かに響く波の音が心に響く。
たまに、波の音が荒くなり
『お前のやってるコトは間違ってる!!』
って言われているみたいに感じる。
ミリは心の中で“ごめんなさぃ”と呟いた。

次の日が早いってコトで、ドライブも早めに切り上げた。
別れ際に、一樹はギュッと抱きしめ耳元で優しく
『明日大丈夫だから頑張れょ』
って言って優しくチューをしてくれた。
“優しすぎだよ!!バカ…”
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