運命の黒い糸
『今から夜の海に行ってみない?』
『えー…二人で?』
『息抜きにいぃじゃん!!オレとじゃイヤ?』
『イヤじゃないけど…』
『じゃあいいじゃん。』
『まぁいっか!!』


班ごとに提出しなきゃいけないレポートがあって、帰りが遅くなった。夜道は危ないってコトで一樹がミリを送って行くことになった。
ミリは彼女持ちの男とか二人きりになるのを避けたかった。だから、一樹にドライブに誘われても簡単に『行こう!!』なんて言えなかった。
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