運命の黒い糸
『大学4年になって、班ごとで提出するレポートが一緒になって、気になり始めた。お前の色んな表情を見て可愛いと思った。彼女がいるけど、2人きりで出掛けたいと思ったんだ。』


一樹は、1時間ぐらい話し続けた。
こんなに、真剣に話す一樹は初めてだったんだ。


アタシは、自然と涙が出てきた。一樹からは、アタシの顔は見えないハズ…だけど、一樹の太ももにアタシの涙が流れた。
それに気付いた一樹は、アタシの頭を撫でて話し続けた。



どぅして…一樹には彼女がいるんだろう。
どぅして…一樹の大切な人になれても、一番にはなれないんだろう。
どぅして…一樹ぢゃなきゃダメなんだろう。
どぅして…。
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