運命の黒い糸
『やっぱ冬だから夜の海に来る人いないんだねぇー』
『そうだねぇ』
『貸し切りだぁー』

ミリはブーツを脱ぎ捨て素足になった。

『楽しいよー!!一樹もぉいでよ』
『ミリは元気だねぇ(笑)』
『せっかく来たんだから楽しまなきゃダメでしょ』
『そうだねぇ』
『もぅっ!!ぢゃあ砂山作ろうょ』
『何歳だよ(笑)』
『年は関係ないでしょ!!早くー』
『仕方ないなぁー』


子どもに返ったかのように真剣に砂山作って、はしゃいだ。その2人の姿を端からみたら…
理想的なカップルにしか見えない。
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