†嬢王さまとヤンキーさま†
「何?その箱?」

あー女王様マカロンにしか目がいってないな…

「あっ!これは…マカロンです!美野里さんが大好きだって聞いたんで!どうぞっ!」

へぇ〜ちゃんと私の事考えてるじゃない。
ご褒美あげようかしら?

美野里は箱を受け取った。

「ありがとっ!とっても嬉しい!」

完成率50%の笑顔。
まっマカロンのお礼はこのくらいで充分でしょ!てか充分すぎるくらい?

その笑顔は、そこらのCMやってる様なモデルとは比べものにならないくらい可愛い笑顔だった。

これで50%ってどんだけだよ!


「じゃあ付き合ってっ!」

遮った。

「ごめんね?私、そっちの趣味ないの。」

バーカ、私がお前みたいなのと付き合う訳ないじゃん!
夢物語は現実になんないし!

そっちの趣味=ブス



撃沈〜!!


可哀想な男の告白は無残に散った。



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