君じゃないとダメなんだ


放課後になって
1人で帰ろうとするフリをした。


茜は数メートル離れて
わたしを監視…

いや

ゆかり達の動きを
監視している。



ちょうど

人も少なくなった頃だった。


「祥子、ちょっと話あるんだけど。」


ゆかりの友達が
声をかけてきた。


ついにこの時が来た。



「なに?」


いよいよだな…。

わたしは
少し面倒そうな顔で聞いた。



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