君じゃないとダメなんだ
「んっ…!!!」
歯がぶつかっちゃうんじゃないかな?
と思うくらい強いキス。
そっと唇は離れて
悠が小さな声で呟いた。
「…もっと頼ってや。
何かあったら言うてや。
1人で抱え込むなや…。」
悠の不安気な声…。
ズキンと胸に響く。
「悠………。」
何と答えれば良いのか
わからなくなってしまった。
「迷惑かかるとか思わんとってな。
祥子を迷惑に思うこと
とかないんやから。」
嬉しい言葉を言われて
また涙が出そうだ。
「ありがとう…。
悠……悠、好きだよ。
大好きだよ。」
ぎゅっと悠を抱き締めた。
すると悠に強く抱き締められた。
少し緩めて、またキスをした。