君じゃないとダメなんだ
そっから生活は
ゴロッと変わった。
狙っていた進学校も
行くのもやめた。
偏差値も落として
地元の公立校にした。
受験生なのに
髪の毛も染めてやった。
茜と毎日遊びほうけた。
最初は
男なんか信じない
なんて純情きどってた。
でも
あんな奴のせいで
こんなんになったとか
思われたくなかった。
だから
逆に遊んでしまったんだ。
今思えば最低。
人を利用してしまった。
心にポッカリ空いたものを
男で埋めようとしたんだ。