君じゃないとダメなんだ


「悠、ごめん。別れよう」


「祥子っ…!アンタっ」

「茜!」

茜を初めて睨んだ。

茜は涙をこぼして黙った。


「もう決めたん?」

悠の顔を見るのは怖かった。

だから…


うつむいた。

はっきり言わないと…。

「うん。」

悠は黙って…

「そっか。」


ぁあ…呆気なく終わるね。

バイバイ…悠。














フワッ…

急に悠の匂いがした。

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