君じゃないとダメなんだ



は?




会う??????


わたしが??



「何で!!??!!??!!」


わたしは
身振り手振りして
茜を見る。


「だって

喋んなきゃ
わかんなくない?」


そりゃ、そうだけど…。

でもさぁ…



茜は携帯を開いて
誰かに電話をかけている。


プルルルル プルルルル プルルルル ガチャ…

「茜だよ♪今暇?」


あれ?

ちょっと待てよ…


「祭り?祭りきてんの?」

まさか

電話の相手って……


「茜も来てんの!!

てか
祥子とはぐれちゃってさ〜

…一緒に探してくんない?」


……悠????


「マジ!?超助かる♪
ありがと悠くん♪

じゃ
見つけたら連絡して」


悠じゃん!!!!!


「茜!!ちょっと待っ…」


電話を盗ろうとした瞬間

ップ…ツー…ツー…


「残念でした〜♪」


茜は舌を出して

わたしを見る。


< 19 / 232 >

この作品をシェア

pagetop