君じゃないとダメなんだ
え?
どーゆー意味それ…
「何いってんの…」
わたしはアキラの目も見ずに
布団に潜りこんだ。
「うそじゃねぇから。
あん時は悪かった…
そんなんじゃ済まねぇけど、
もうお前しか見てねぇから。」
力強くはっきりと言われた。
でも
「ごめん。信じれない。
でも…その前に
好きな人いるから」
はっきりそう答えた。
するとアキラは
「けど
あいつは来ねぇじゃん。
お前を心配してねぇじゃん。
そんなやつの…」
「悠を悪く言わないでよ!」
布団から飛び出して
アキラに向かって叫んだ。
アキラはびっくりしたような
顔をしてわたしを見た。
そして悲しそうな顔で
「そんなに好きかよ…
じゃあ何で別れたんだよ?!」
「…あんたには関係ないじゃん」
「関係ねぇとかじゃねぇよ…」
「わたしは好きなの…。
今でも、悠が…」
“好き”と言おうと
したとき…ドアが開いた。
ガチャ