君じゃないとダメなんだ
「マジありえないんだけど…。」
ため息が出て
なんか
力が抜けちゃって
床に座り込むわたし。
急すぎじゃない?
てか
悠もまんまと
ハマんないでよ〜…(泣)
……てか
掃除は?
茜一人で片付けれんの?
「掃除はまた今度♪
早く行きな?」
うざっ…(笑)
また今度って…
片付けろよ。
わたし
マジ茜のペースに
流されまくりじゃん……
でも
喋ってみなきゃ
わかんない……
この気持ち………
このまま逃げるのは
…やだ。
「…うん!会ってみる」
わたしは覚悟を決めた。
茜の家を出た瞬間
窓から茜の声が聞こえた。
「祥子!!連絡入れろよ〜?」
なんだかんだ
心配してんのかな?
にこっと笑ってわたしは
“了解、わかってる”
と返事した。