君じゃないとダメなんだ


「だっ‥大ちゃん!」

あっ!思わず叫んじゃった!

スーツを着た大ちゃんは
こっちを向いて手を振る。

小走りでわたしと悠は
大ちゃんの方に行った。


「なっ何で大ちゃんが‥?」

「ちわ。すんません、急に連絡してもうて‥」


頭を下げて挨拶をする悠。

あっ、
茜のこと、もう大ちゃんに
伝えてくれてたんだ‥

なんか…悠はやること早いなぁ。


「いやぁ‥言ってくれてありがとうだよホント。悠らも茜?」


茜の家を指す大ちゃん。


「そうっす。あっ、邪魔やないですか?」

「何バカ言ってんだよ。ほら行こうぜ」


悠の敬語初めて聞いちゃったし(笑)

なんか新鮮だなぁ…(笑)



ピンポーン

インターホンを鳴らすと
すぐに茜が出てきた。

ガチャ

「ちょっと大ちゃん!仕事はどうしたの…ってはぁあああ!?!?」

茜はうちらがいることに
かなりびっくりしている。

そりゃそうか。

だってまだ2限にもなってないし(笑)

「茜!
わたしも中入っていい?…話があるの」

茜は?な顔をして

「全然良いよ…?」

って言ってくれた。


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