君じゃないとダメなんだ






「…………も。」


え???

何て言ったの?


「…もう一回言って?」


悠はすっごく
恥ずかしそうに


「……俺も好きや。」


と答えた。



え………え、え???

わたしの頭は混乱する。


悠も

同じ気持ちなの?


「え?

じゃあ

私たち…カレカノ
になるの?
てか

なったの?」

自分でもワケわかんない
ことを言っている。


でも


りんごみたいに
頬を赤くする悠は

うん

と小さく頷いた。

< 29 / 232 >

この作品をシェア

pagetop