君じゃないとダメなんだ
それから数分間
わたしたちは
お互い何も話さなくて
わたしの家まで
送ってもらった。
「……信じられんわ」
頭をくしゃくしゃする悠。
「なにが?」
わたしは
キョトンとした顔をする。
「…なんもない(笑)」
少し笑って下を見る悠。
???????
わたしの頭には
?が飛び交う。
「またメールするわ!
今日はありがとうな?
…おやすみ」
悠はまた
あのくしゃっとした
笑顔でわたしに手を振る。
わたしもつられて
笑顔になる。
「うん!おやすみ!!」