君じゃないとダメなんだ



「茜…本当に
浮気なのかな?」


「………えっ?

どゆ意味?」

眉間にしわを寄せる茜。


「メールの内容も

内容かもしれない。
でも

勝手に見て
勝手に逃げてきて
大ちゃんを避ける
っつーのは
間違ってるんじゃない?」

わたしは茜に
可哀想は思わなかった。


「誰だって不安になるよ

それは好きだからじゃん?当たり前じゃん?

……大ちゃんが好きなら
こんな終わり方

絶対だめ!!」


わたしは
喫茶店にいることを
忘れてしまい
つい声が大きくなる。


「…あっ!!//
ここ、喫茶店じゃん!!
……超恥ずかしい…w」



「…………プッ!」


吹き出して笑い出す茜。


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