君じゃないとダメなんだ

わたしは
悠の髪を

手ぐしで整えた。


「ありがと!
じゃあ、乗って!!」

お礼だけじゃ
照れるんだろうな。


ホント…可愛い!


「了解♪」


わたしは悠の後ろに乗る。

2人で話した結果
今日は
遠出はしないことにした。

喋りたい!
って思い切って言ったら
くしゃっと笑って“俺も”
って言われた。


やばい。心臓もたない…!!


顔ばっか見てたから
服を見てなかったけど

半袖のサーフTシャツに
七分丈のジーパンをはいている。


普通なんだけど…

またこれが
カッコよく見える。



わたしはかなりの重症だ。

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