君じゃないとダメなんだ
キスをした後、
悠が優しい笑顔で
“帰ろっか”
と言ってくれて
家まで送ってくれた。
顔が真っ赤だった悠を
笑ったら
悠は恥ずかしそうにしてた。
そんな君も愛しいんだよ。
辺りはまだ夏なのに
薄暗くて
ちょっと肌寒かった。
キスしたからか
頬だけは熱く感じた。
悠と少し
近くなれた気がしたんだ。
わたしは…
悠を絶対に幸せにしたい。
わたしが幸せにしたい。
本気でそう思ったんだ…。