俺様プリンセス【BL】
二人で揃って部屋を出て、俺の鍵で戸を閉める。
ヒメの後に着いてアパートの階段を下りたところで、ヒメが立ち止まった。
「じゃあな」
そう言って手を挙げるヒメに、俺は簡単に言葉を返して、駅に向かった。
ヒメと朧さんの事とか、ヒメのバンドのこれからとか、気になることは色々あるけど。
一つだけ、確かなことがある。
ヒメが朧さんを忘れられなくても、構わない。
我が儘でも、俺様でもなんでもいいから。
俺は、ヒメが好きだ。
さっきの言葉が、まるで別れを告げている様にも聞こえたけど、ヒメの荷物はまだ、俺の部屋の中にある。
もしかしたら、俺がバイトから帰って来る頃にはそれも無くなっているかも知れないけど。
でも。
ヒメがまた、この部屋に戻ってくることを、俺は信じて待ってるから。
ヒメの後に着いてアパートの階段を下りたところで、ヒメが立ち止まった。
「じゃあな」
そう言って手を挙げるヒメに、俺は簡単に言葉を返して、駅に向かった。
ヒメと朧さんの事とか、ヒメのバンドのこれからとか、気になることは色々あるけど。
一つだけ、確かなことがある。
ヒメが朧さんを忘れられなくても、構わない。
我が儘でも、俺様でもなんでもいいから。
俺は、ヒメが好きだ。
さっきの言葉が、まるで別れを告げている様にも聞こえたけど、ヒメの荷物はまだ、俺の部屋の中にある。
もしかしたら、俺がバイトから帰って来る頃にはそれも無くなっているかも知れないけど。
でも。
ヒメがまた、この部屋に戻ってくることを、俺は信じて待ってるから。