大陸の冒険 アダナレロと天空の島
しかしなかなか先へと続く道が現れない。ただ行き止まりがあるだけだった。
「なかなか見つからないね。」
僕が言うとお父さんは
「別の道を進もう」
と、お父さんが言ってきた。なんとお父さんは今の間に一番先に全部見てきたらしいのだ。
「速い。」
ただ僕は実のお父さんにそれしか言うことが出来なかったのです。
…だって他はないから。
そして、二人はいろんな扉を開いて先へと進んでいった。
すると中から叫び声がこの神殿に響いた。
「あったー!」
リームさんとビートズさんの声がほぼ同時に聞こえた。
すぐさま、僕とお父さんと村長は声のする方に行ってみた。すると二人は同じ雨ごいの近くにある宝箱を指していた。
「宝!」
僕たち三人もほぼ同時に言った。しかも、指を指(さ)しながら。
「宝がこんな早く見つかるなんて思わなかった。」
僕は言った。
「だけど、何にもない所よね。」
リームさんが言った。するとビートズさんもつられて、
「だんだん暗くなってきたな。」
と、言うとなぜか一気にお日様が沈んでお月様が顔を出した。
急に真っ暗になり、暗い中騒ぎ、慌てる。すると僕のポシェットから札が光だした。それを僕は光っている札を
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