大陸の冒険 アダナレロと天空の島
「ここは私、お父さんが…。」
お父さんも争いの中に入っていることが恥ずかしかった。こんなに争い事に手を出すなんて子どもの頃からなかった。

そう…子どものころ。
―――
「こんな呪文があるんだね。」
正俊は言った。
「だろう。他にもいろんな呪文があるよ。」
仁志が言った。
「他にどんな?」
正俊は言った。
「確か怖い夢が見れなくなったり、力持ちになったりするのもあるらしいんだ。」
「ヘー、いろんな呪文があるんだね。」
ふと、正俊が空を見る。
もう夕方だった。白い雲が太陽の沈み加減でオレンジ色に変わっていた。まるで帰りの時間を教えてくれるみたいに。
僕は暗くなる前に帰ることにした。手を振りながらゆっくりと帰り道を進んでいく。
また夕焼けを見ると一日が早く終わってしまう感じはしなかった。だけど親達は時間を短く感じる。子どもたちは以外と長い一日を親達よりも感じている。
そんな事を親から聞いた。
―――

「?」
よく見ると、いつの間にか大国軍団が来ていた。
僕はまた我を忘れて過去に夢中していた。
「あ?正俊君、先に大国軍団のシタッパ倒したから!」
嬉しそうに言うリームさん。でも顔は疲れていそうな
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