大陸の冒険 アダナレロと天空の島
「まあまあかな。でもあの事は黙ってたよ。」
「やっぱり。」
「じゃあ、手を洗って来るね。」
そう言って、僕は手を洗った。
〔ジャパー〕
顔を洗っていた時。ふとお父さんの事が頭に浮かんだ。
「お父さん…。」
悲しくないと言い張っていたけど、ふと心が切なくなってしまう。

――夜

「今日は新しい学校に来ました。友達も出来ました。でもあの事は黙ることにしました。」
正俊は日記に書き込む。
その日記を片付けしようとしたら古い日記を見つけた正俊。
「懐かしい。二年生の時だ。――あれ?夢?」
そこには、題名がぼうけんの夢と書かれていたのです。
「パラゴタサイマー?」
不思議に思う正俊。
「何かの呪文かな?」
〔ガチャッ〕
窓を開ける音
「まだ起きてるの!早く寝ないと、また遅刻するわよ。」
「は〜い。」
僕は慌ててベットに入る。

ふとある遺跡。
「あれ?ここはどこ?」
よく見ると、島が浮いている。
「ここは一体…。」
島の周りには、プロペラがたくさん付いていた。
「このプロペラで浮いているのかな?」
[君は…誰?]
どこからか声が聞こえた。「何?今の声。誰?君は誰なの?」
僕は声を返してみた。
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